屋根の話

この家を見にきた時から絶対直さなければならないのは屋根と考えていました。ここは、専門の業者にお願いしなけれならず、板金屋さんにお願いしました。 


屋根を直す前に足場が組まれました。足場専門の業者さんが大きなトラックで材料を持ってきてあっという間に組み立てます。

雪国の屋根は大きく分けて、たまった雪が落ちるタイプと、屋根の上で溶かした雪を排水するタイプですが、この家は両方の形が混じっています。ご近所の話だと以前は三角屋根でしたが、リフォームしてこの形になったそうです。しかしこれが原因で家を痛めることになっていたのでした。


この家が気に入った理由は、煙突があったからでした。最近は、FFストーブが多くなり、煙突のない家が主流ですが、この家は煙突があるので以前から憧れていた薪ストーブを使えると思ったからです。しかし屋根をリフォームして煙突周りに雪がたまり、凍って屋根と煙突の間に隙間ができて溶けた水が煙突周りから家の中に染み込んでいたのでした。そこで残念ながら煙突を撤去することになりました。


しかし問題がもう一つ、溶けて水が流れる排水管が穴だらけで、水が漏れています。周りの壁はネズミに食い荒らされていて壁がありません。原因は、排水管の中で水が凍って破裂したため、前の持ち主が、ドリルで穴を開けていたようです。そこから雨水や雪解け水が漏れて濡れた状態がずっと続いていたようです。また、排水管を覆っていたサイディングと断熱材は直接地面に埋め込まれていたため、ネズミが侵入して家じゅうにネズミが繁殖したようです!ぎゃー!予想外の出来事が多すぎです。


ネズミは、湿気たところが大好きだそうです。雑草も生え放題だったのでネズミにとっていい環境だったのでしょう!足場を組む前に雑草や長年放置されていた木を伐採した後に、野良猫が大きなネズミを仕留めているのを主人が発見しました、きっとここの主だったに違いありません。


リフォーム終了後のダクト菅です。家の裏は大きな公園があり見晴らしが良いのですが、北風が直撃します。大体の家は、家の中央にダクト菅をつけていて排水をしているようですが、この家は後からつけたので、壁の外側にあります。本当は、撤去してもらいたかったのですが、大工さんが、「排水路が凍らないように排水路用のヒーターを設置した方が良い」と言うので、そうすることにしました。また、地面に接する部分もコンクリートで土台を作ってもらいました。あとは、雑草が生えないように綺麗にしたいと思います。ネズミは可愛いけどお家に入ってこられるのはちょっとごめんです!


アサヒ特販の排水路ヒーターです。排水路の中に入れるタイプで、凍った雪が少しずつ溶けて流れていくようです。電気代が心配でしたが、排水管内に融雪水がない時は出力を抑える省エネタイプのようです。

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